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【感想】FREEJIA IV -The End of Baptisma-

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 6月13日(土)22時32分21秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、DCC様の制作された、ファンタジーRPG、“FREEJIA IV -The End of Baptisma-”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・戦闘バランスは比較的良いと言えるが、時々それまでとは比較にならない程、強いボス敵が出て来る事がある。全員への行動不能になる状態異常等は正直キツい。
・気にならない人や慣れてしまった人は問題ないが、オリジナルの成長システムとルーレットが面倒だと思う人がいても可笑しくない。
・宿屋のナナとの会話で、時々100ペイン支払ったのに、50ペインを頂きましたと言われるバグが……。でも、バグは非常に少ない部類だと思う。

【良かった点】
・ストーリーが面白過ぎて、止めどころを見失ってしまう。続きが気になり、あっと言う間にラストまで進めてしまった。シリーズ物のファンサービスも兼ねてか、過去作のキャラが大勢出演。
・キャラクターが皆、魅力的で、登場人物達に共感出来る。出番が非常に少ないキャラも数名いるものの、個性豊かなキャラ達がそれぞれ活躍し、一つの壮大な物語を紡いでいた。
・重要なシーンで使われるキャラクターのボイス。初代フリージアではネタとして扱われて来たものの、ここ最近のフリージアのボイスのクオリティは半端じゃない。テレビアニメ等の声優を起用していると言っても分からないレベル。
・少女漫画風と言うべきか、乙女ゲー風と言うべきか、兎に角、とても綺麗なキャラグラフィック。個人的には戦闘時のターンが回って来た時の各キャラの凛々しい表情が好き。
・OPやEDを始めとする神BGMの数々。同じ曲が引き続き使われていたりするので、時々前作ロキ編のマップを頭の中に思い浮かべたりもした。
・気になった点にああは書きつつも、やはりオリジナルの成長システムが目を惹く。自分で考えながら各キャラを自由に強化出来るのは楽しい。無論、ルーレットも。スキルを覚える為にあーでもない、こーでもないと、悩み苦しむ時間が快感(笑)。
・やり込み度は極めて高し。クリアまででもかなりのボリュームだと言えるが、懸賞首討伐や宝箱制覇、魔物シールコレクションや隠しダンジョン完全攻略等、本気でやるならどこまでも楽しめる。目指すはフリマニっ!

さて、ポイントは上記に纏めさせて頂きましたが、久々の私の同人ゲームレビュー、今回は何とあのフリージアの最新作です。
本作は私のお気に入りゲームシリーズの一つであり、前作“FREEJIA Ⅳ -Isolated Children-”の続きの物語という事もあり、ファンとしては待ちに待った、超大作RPGという訳なのです。
最近どうも男性ゲームプレイヤーとしては気に食わない、そんな有名フリゲサイト、ふり○む!様にて序章をダウンロードして遊んでみたのですが、ガッチリとハートを掴まれてしまいまして(笑)、当然の如く、序章をクリアした日に速攻購入しました。
まあ、序章をプレイしようがしまいが、購入する気はマンマンだったんですけどね(爆)。

うーん……、本当に上記に纏めた通りなので、これ以上語っても、未プレイヤーの方の楽しみを奪うだけなのかもと危惧しつつ、それでも折角なんで、ちょっくら色々と長くならない程度に語らせてもらいましょうか。
まず、前作を知っている方は当然の如くご存じなのでしょうが、本作のラスボスは何と、前作の主人公であるロキです。
同情はしてしまうのですが、彼も色々ありまして、学生時代の優しかった心は壊れてしまい、考え方も大きく変わり、今では魔王軍と手を組む悪人となってしまいました。
タイトル通り、バプテスマの鐘の音は、本作の主人公、英雄リュナンの血を引くレヴィンの手によって、遂に終わりを告げる事になるのですが、それはつまり、ロキの敗北を意味する訳ですよね。
ラストのロキとサキの会話のやり取りに涙を流しつつ、ロキ編の主題歌の歌詞と、レヴィン編のED曲の歌詞の違いを考えると、胸が張り裂けそうな切なさを感じられましたね。
サキはレヴィン達に別れを告げる時に、学生時代に戻ったような気がして楽しかったと言っていました。
ロキに皆に謝ろうと言っていましたし、サキは本当は5人で仲良く旅をしていた前作の学生時代を、ずっと続けていたかったんでしょうね。
本作からでも十分に楽しめる作品だとは思いますが、レヴィン編ラストの感動をより強く味わう為には、絶対に前作ロキ編のプレイが必須だと思います。
未プレイの方は、是非とも体験版をプレイした上で、ご購入を検討して頂ければと切に願います。

キャラについて語りますと、私はナタリーさんが滅茶苦茶タイプです(笑)。
あの優しげな表情や声と言い、どこかマイペースでおっとりしている天然系な性格と言い、マジで素敵過ぎます、惚れてしまいますっ!
ゾッコンのルイさえいなければ、私が責任を持って奪って行ってしまいたい位ですよ(爆)。
……にも関わらず、この作品の凄いところは、このような可憐なナタリーさんの「汚い部分」を、容赦なく作中で曝け出させているところなんですよね。
彼女がダグラスに付いて旅に出たのも、弟のリュウを殺した魔族達に復讐をする為なんですよね。
レヴィン達と一緒にいても、誰の事も傷付けたくない、魔族とだって分かり合える……、そう主張するレヴィンの考え方とは正反対な位に、魔族の事はどうしても許す事が出来ないという不快感を表明しています。
更に、これについては詳しくは語りませんが、作中とんでもない衝撃的なシーンがあり、えええええっっっ!?!?!?と吃驚させられてしまいました。
流石にそれは八つ当たり以外の何物でもないだろ……と、そう思ってしまいました。
見ていて冷や冷やしてしまったのですが、確かに人間って誰にでも醜い部分、弱い部分はあるものですから、大切な弟を失った彼女の気持ちは痛い程、良く分かると言えば分かるんですよね。
寧ろ、こうなってしまうのが普通(かどうかは分かりませんが)なのかも知れませんので、いかにもなヒロインらしいナタリーさんの汚い部分を出させた事と、その事を反省して、考え方を改めて行く様を描いた本作は、中々凄い演出をしたと褒めたくなります。

後、衝撃的なシーンで言いますと、ナタリーさんの事件以上に笑撃的なシーンがありましたわ(爆)。
うん……、あそこで下手すると、プレイを断念する人が出かねない場面ではありましたよ(苦笑)。
私も正直、ネタとして受け止めたから、辛うじて笑う事が出来たけど、あの性癖は本来死ぬ程嫌いなものだから……(泣)。
ウダウダ言ってねえで、何のシーンなのか言えよって?
ああ、なら言ってやるよっ……、「ザベル監獄長様」に関連する全てのシーンの事だよぉ!
あっ……、プレイ済でこの記事を読んでくれている貴様……、やっぱり石のようになっちゃった……?(笑)
未プレイの方の為に言っておくと、要はザベルとかいう、トレビアン以上に変態な魔族が出て来る訳なんだが、そいつの言動がとんでもないんだわ(恐)。
そんでね、パーティーメンバーのダグラスがね、奴の手に掛かってしまい……。
……取り敢えず、サブイベントならいざ知らず、避けて通る事の出来ないメインイベントで、あの普通の人なら思わず引っ繰り返ってしまうような行為を描いた辺り、ちょっと今回のフリージアはヤバ過ぎると直感しました(狂)。
恐るべし……、私には永遠に理解する事の出来ない世界であって欲しい……。
多分、本作で一番衝撃的であり、且つ笑撃的であるとも取れるシーンだと思われます。

ヤバい……、他にも書きたい事が沢山あるにはあるのですが、結局こんなに長文になってしまったし、切りがないのでこの位にしておきます。
因みに、懸賞首は全部討伐して、隠しダンジョンの最終ボスも倒したんですが、思っていたよりも呆気なかったというのが本音です。
途中にいたボスの方が、よっぽども最終ボスより強かったと感じたのですが……。
ゲームオーバーするとテンションがババ下がりしてしまう、私のような気分屋のプレイヤーさんは、こちらから与えるダメージは少なめにはなってしまいますが、安全圏を取るのであれば、ボス戦前には基本的には後衛にしておくと良いですよ。
前衛だと一瞬で殺されかねない強烈な攻撃も、後衛であれば防げる確率が大幅に上がりますので。
後はリヴァイバルを早めに覚えて、有効活用する事が、強敵とのバトルでの勝利への近道でしょうかね。

結局ウザい位に語りまくってしまいましたが、フリージアシリーズはどれも面白く、特にシェアウェアになったⅢ以降は、本当に市販にも負けないクオリティの超大作RPGとなっておりますので、是非とも遊んでみて頂きたいと思います。
私もまた凄くロキ編をやりたくなってしまった(笑)。
次回のⅤがフリージアの完結編で、今度は映像作品との事なのですが、こうなったら最後の最後まで、私はフリージアの物語を見届けたい。
そして、もしも願いが叶うのであれば、外伝でも何でも良いので、フリージアが続いてくれれば良いな……と、私はそれを強く願って筆を置きます。

●FREEJIA IV -The End of Baptisma-
・制作者:DCC様
・制作者ホームページ名:FREEJIA Official Site
・制作者ホームページURL:http://dcc.xxxx.jp/
・ダウンロードURL:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ155207.html
・種別:シェアウェア
・ジャンル:ファンタジーRPG
・ボリューム:長編
・制作ツール:RPGツクールXP
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 
 

(無題)

 投稿者:さすけ  投稿日:2015年 4月23日(木)22時08分5秒
返信・引用
  はじめまして。いきなりですが、助けて欲しいんです。
私は原野恵理子、31歳のOLです。
他に頼れる人がいなくて。。

実は、伝説の男、会釈山本が3年ぶりに
来日するという件で困っています。

いきなり会釈山本と言っても何のことやら分からないと思うので説明します。
私が以前勤めていた会社の同僚で、全く空気を読まない男性でした。
3年前のある日突然海外に行ったのですが、
その会釈山本が来月来日するんです。何故この期に及んで。。
当時私に猛モーションを仕掛けてきていたのですが、
今でも忘れずに、連絡を入れてきたんです。
何度断っても空気を読まないので諦めずにアタックしてくるんです。
私に彼氏がいれば、あの会釈山本も諦めると言ってるので、
どうか偽装でいいので彼氏のフリをしていただけないでしょうか?
お願いします。
http://smile53.com/travel/china/bank/virus.htm

http://affilijoshi.com/

 

【感想】雨宿バス停留所

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月26日(木)01時05分28秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、かおる様の制作された、学園ホラーADV、“雨宿バス停留所”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・割とバトルイベント、逃走イベントの難易度が高めなので、ATC性のあるゲームが苦手な人は、やり直しで何度も直前のイベントを見なければならない。かなり長い場合もあるので、直前セーブさせてくれた方が親切だと思う。
・仕様なのかも知れないが、メニュー画面が開けない時期があったり、短期間ではあるが、自販機でセーブが出来なかったりといった事があった。
・EDによっては、赤音さんとプレイヤーの必死の努力を千歳に台無しにされてしまうという展開になってしまい、気持ちは分かるが、こちらとしてはちょっとばかり納得し辛いところがあった。

【良かった点】
・和風の伝奇的ホラー要素が強く、イジメ等の問題も絡めた、感動的で深く、良いストーリーを楽しむ事が出来た。
・百合度が比較的高し(笑)。行き過ぎた友情と見る事も出来そうだが、愛情もしくはそれに限りなく近い友情に思えた為、前作同様に百合ゲーだと言っても十分に通用するように思えた。
・ホラーゲームと言えば逃走イベントが中心というイメージがあったが、本作ではそれ以外にATC性のあるバトルイベントが用意されていた。

本作はいじめられっ子の少女、千歳と、運行停止になった停留所でバスを待つ謎の少女、小鳩の織り成す、切なく悲しい物語。
前作の“路地裏喫茶店~Le Petit Nuit~”が非常に良い百合RPGだった為、私は本作の公開をずっと楽しみに待ち望んでおりました。
路地裏はファンタジー世界を舞台にした喫茶店経営RPGなのに対し、本作は生々しい学校のイジメが描かれていたり、街中や学校等を舞台とした、和風の現実的な世界が舞台のホラーゲームとなっていて、同じ作者様だとは思えない位、作風は異なっております。
因みに、学校の図書室の本棚を調べてみると、路地裏らしき物語が描かれている本が見付かり、少し嬉しくなってしまったり(笑)。
キャラグラも路地裏と同じ絵師様によるものとなっており、メインの登場人物の女の子達は表情がとても可愛く、心が癒されます。

公園、道路、墓地、停留所、自宅、商店街、学校、水路といった具合に、様々な場所を移動する形になりますが、探索のメインになるのは夜の学校であり、次点が水路や自宅になるのでしょうか。
特に難しい謎解きというものはなく、例え分からなくなって躓いてしまったとしても、行動可能な範囲を再度探索し直せば、必ず道は開けるので、クリア出来ないという事はないと思われます。
一部、作中のストーリー等についての知識を問われる試練もありますが、きちんと話を理解していれば何も問題はありませんし、仮に忘れてしまったとしても、そんなに長いストーリーではないので、一からやり直しても良いですし、最悪は今の時代、とても便利なネットというものがありますので、もしかしたら……(笑)。
心のカケラというアイテムの数によってEDが変わって来ますので、夜の学校から出られなくなってしまう前に、校外の全ての心のカケラを回収して、水路に落とされる前に7個所持、11個所持のセーブデータを残してやれば、最後の水路の1個で調節する事で、バッド(7個以下)、トゥルー(8個以上11個以下)、ハッピー(12個)全てのEDが簡単に見られますのでお勧めです。
勿論、最後の方のイベントは、同じものを複数回見なければならないので、若干手間は掛かりますが、どれも感動するENDとなっており、特にハッピーエンドは是非とも見て頂きたいと思います(トゥルーは報われませんし……)。

ストーリー的には学校のイジメがテーマとして多々取り上げられており、千歳や小鳩ちゃんがイジメを受けている様子が生々しく描かれており、正直精神的に結構見ているのが辛くなりました。
個人的には小鳩ちゃんが助けてあげた男子生徒の態度が許せなくて、「お前の所為でイジメられるようになった娘に対して、何て態度だっっっ!!!」と思い、怒りが爆発しそうになりました。
学校だけに限らず、職場でも何でもそうなんですが、結局のところ、千歳や小鳩ちゃんのように優しい心の持ち主が、イジメを受けてしまう事が余りに多いんですよね。
そう、正直者が馬鹿を見ると言いますか。
性的な嫌がらせの描写は全くなかったので安心したものの、自分よりも他人の事を思い遣るタイプの少女ばかりが酷い目を見て、悲劇的な最期を迎えるという事が、どうにも遣る瀬無くて辛かったですね。

まあ、いじめっこAのように、一緒になってイジメないと、自分がイジメを受けてしまうからという、心からの悪ではない人もいるのでしょうが、何れにしても、イジメについての様々な見解を伺う事が出来たのは良かったと思います。
また、赤音さんも最初は嫌な奴だと思っていましたが、千歳の優しさに触れて段々と気持ちに変化が生じて行き、最終的には命を賭けてまで彼女を守ろうとしてくれるようになり、好感度は爆発的にアップしました。
台詞も女性らしくない、どちらかと言えば男性らしいものが多かったように思いますが、熱血主人公的なカッコ良いシビれる台詞が多くて、胸が熱くなりましたね。
後は忘れちゃ行けないのが、ただならぬ雰囲気を持っている黒猫さんですね。
彼も穏やかながら老兵っぽい台詞が多かったのですが、やはり言うまでもなく、千歳のお爺ちゃんの生まれ変わった姿なのかなと個人的には思っています。

イジメられているのを見るのは可哀想なのですが、いじめられっ子の女の子って、優しくて引っ込み思案な性格の娘が多くて、何か可愛いなと思ってしまいます。
千歳みたいな良い娘がイジメられていたら、何も言わずに抱き締めてあげたくなっちゃいます(笑)。
イジメられ属性の女の子は、それはそれで良い個性だと思う訳なのですが、やはりイジメってのは絶対に良くないと改めて思わされますね。
ただ、私としてはイジメなんかに負けて、簡単に(ではないのでしょうが……)命を投げ出すような真似はしないで欲しいと思います。
友達の為に命を捨てるというのも同じ事で、それだけその友達の事を大事に思っているのだという事は理解出来るのですが、残された家族や友人、貴方の事を思ってくれる、全ての人の事を考えて欲しいと強く言いたいです。

ACT要素が割と強めで、苦手な方は苦労する可能性はありますが、プレイを終えた時に色々考えさせられる、メッセージ性の強い良作だと思います。
百合ゲーだと言っても過言ではない位に、登場人物達の深い絆を垣間見れる物語ですので、百合好きな方は勿論の事、単純に感動もの、ホラーゲーム等が好きだという方には、是非ともプレイして頂きたいと思います。
今回はシリアス過ぎたので、個人的には路地裏みたいな世界観の方が好きかも知れません。
次回作、出される予定があるのであれば、ずっと期待して待っていたいと思います。

●雨宿バス停留所
・制作者:かおる様
・制作者ホームページ名:月の側面-Moon Side-
・制作者ホームページURL:http://music.geocities.jp/moon_side_ms/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/7872
・種別:フリーソフト
・ジャンル:学園ホラーADV
・ボリューム:やや短編
・制作ツール:RPGツクールVX Ace
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】タオルケットをもう一度・裏

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月22日(日)19時34分24秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、水野様の制作された、ファンタジーRPG、“タオルケットをもう一度・裏”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・ところどころに誤字脱字が見られた。
・恐らく仕様ではなくバグだと思うのだが、キャラに話し掛けられなかったり、話し掛けても一瞬だけキャラの立ち絵が表示されるが何も起こらなかったり、本来買い物が出来ると思われるところで買い物が出来ない等の問題が見付かった。
・ラストの展開が余りにいい加減。何も解決していないし、これではとても納得出来ない。感動の余韻もなくタイトルに戻ってしまう。ストーリー自体はメッセージ性もあって、ラストまでは良いものだったと自信を持って言えるというのに……。

【良かった点】
・タオケシリーズ独特の可愛らしくて神秘的な世界観。ストーリーもラストまでは楽しめたし、どのキャラも可愛らしくて面白かった。
・みんぽぅ、わらわぅ、あごちゅ、ぷっちが合流した辺りから、その後の殆どのマップに、一緒に冒険しているメンバーが出て来るところ。正直良くここまで作り込んだと素直に感心出来る。
・百合ゲームジャンル登録されてはいないが、半端なく百合度高し(笑)。メンバー内のエロ甘百合会話があったからこそ、辛く苦しい旅だって乗り越えられたのだと断言出来よう。

本作は声を発する事が出来ない少女みんぽぅが、旅の途中で出会った仲間達と共に、謎の生物ポンの魔の手から地球を救う為に戦う物語。
序盤から衝撃的な鬱展開が繰り広げられ、耐性のない方は結構辛いかも知れませんが、それ以降は殆ど猟奇的な表現というものはなく、安心して最後の手前までは進めるかと思います。
タオケシリーズは比較的戦闘難易度は低めのRPGというイメージがあるのですが、本作はそうではなく、特に序盤の方は意外にも雑魚敵もボス敵も強く感じられ、甘く見て主人公達を強化せずにいると、割と全滅しかねない難易度だと感じられました。
若干手間は掛かるかも知れませんが、適度に戦闘を行ったり、回復アイテムや武器、防具類を揃えて冒険する事をお勧めします。
RPGが苦手な初心者の方であれば、初めて踏み入ったマップに出て来る雑魚敵は、必ず全滅させてやるという気持ちで進めば、自然とレベルも上がってお金も得られるので、そのような方法も検討されると良いかも知れません。

割と誤字脱字が見られたり、バグだと思われるものが多々見付かったのですが、本シリーズ独特の世界観や深みのあるストーリーは健在で、感動させられるシーンも多々ありました。
私が今回この作品で特に凄いと思ったところは、ある時を境に、その後の殆どのマップに、一緒に冒険しているメンバーが出て来るところであり、バトルに参加するキャラは主に4名なのですが、それ以外にも同行者が増えて行き、最終的には結構な大所帯になります。
操作しているキャラ以外のキャラがほぼ全てのマップに出て来るので、雑魚敵シンボル等も含めれば、ちょっとごちゃごちゃしているなぁとは感じられるかも知れませんが、私は逆にそこが明るく楽しく感じられて、好印象を持ちましたね(皆でピクニック気分)。
はっきり言ってしまうと、各キャラと話してもストーリーに関わる重要な話が聞ける訳でもないですし、他愛のない、言ってしまえばどうでも良い話が殆どなのですが、それでも気になって全員に話し掛けたくなってしまうのが不思議なところ。
他にも小ネタのイベントがマップ中には沢山用意されていて、決して楽な道程ではないのですが、ほのぼのとさせられるガールズトークがあったからこそ、最後まで頑張って進める事が出来たように思えます。

まあ、本作はストーリー的にもネタ的な意味でも、間違いなく百合ゲーになりますね(笑)。
何しろ男性キャラはパーティーには一人もいないですし、普通にパーティー内でもカップリングが出来上がっていますしね。
半端なく百合度が高くて、百合豚大歓喜と言えるのですが、人気はありそうに感じられつつも、個人的にはぷっちとあごちゅ博士のカップリングが、余り好きではありませんでした。
と言うのも、他にも自分の作ったロボットはいるのに、ぷっちばかり贔屓して可愛がるあごちゅ博士に、猛烈にあごちゅ博士にアタックするぷっちの姿を見ると、初期ぷっちやこげぷっちが可哀想に思えて来てしまうからです。
でも、牛ちゃんは光恵アナと良い感じになっていて、他キャラに比べて大人っぽい百合を見せてくれていたのが良かったですね。

残酷な表現以外にも、百合会話に便乗して、エロネタも中々多かったように思いますので、百合とそれに関連するエロが苦手な方はご注意下さい。
後、バグだと思われる事象の所為で、長期的にアイテム等が買えなくなるタイミングがあるので、私としては買える時に全財産を振り絞ってアイテムを買っておく事をお勧めしたいところです。
感動的なシーン、BGM等で心が昂ったものの、どうもラストの展開だけは投げ遣りっぽい感じがして、少し残念だったですかね。
にゃにゃももみんぽぅも良い娘だっただけに、何でこんな悲しい最期に……って思いました。
わらわぅの過去には同情はしますが、猫が伝えてくれたメッセージも、仲間達と一緒に育んで来た絆も、彼女にとってはどうでも良いものだったのかと思うと、余りにも遣る瀬無い気持ちになりますね。

……とまあ、色々書きましたが、百合が好きな方には是非ともお勧めしたい感動作です。
貴方もコミカルでダークでメルヘンでミステリアスな、タオケの世界を隅々まで冒険してみませんか?

●タオルケットをもう一度・裏
・制作者:水野様
・制作者ホームページ名:タオルケットをもう一度
・制作者ホームページURL:http://ohagehagehage.blog.fc2.com/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/2967
・種別:フリーソフト
・ジャンル:ファンタジーRPG
・ボリューム:中編
・制作ツール:RPGツクール2000
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】永久の白百合~閃光の生命~

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月21日(土)20時54分55秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、夢幻飛翔様の制作された、伝奇百合ノベルADV、“永久の白百合~閃光の生命~”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・多めの誤字脱字。出来る事なら作品の完成度や評判を上げる為にも、修正した方が良いかも知れない(かと言って次回作公開が遅くなるのは……)。

【良かった点】
・家族、仲間、恋人同士の絆を感じられる温かいストーリー。様々なテーマが盛り込まれていて素晴らしい。障害を乗り越える為のバトルシーンは今回も必見。
・新規参入プレイヤー、過去作のストーリーを忘れたプレイヤーにも優しい、分かり易い解説が作中で多々見られる。ここまでプレイヤーに配慮した作りの作品は滅多に見ない。
・長過ぎず且つ短過ぎない絶妙的なバランス。今回はシリーズでも長い部類に入るが、個人的にはもっと長い長編も見てみたい。
・イベントCGや立絵のクオリティの高さ。キャラの表情の変化があって楽しい。これがあっての永久の白百合と言える。
・相変わらずのゲストキャラの大活躍。過去作のキャラが助けてくれたり、助言してくれるのは胸熱。このシリーズは出来れば公開順にプレイしてもらいたい。

回を増す毎にぐんぐんクオリティがアップして行く永久の白百合シリーズですが、今回は遂に6作目、今までの集大成的な作品となっているように感じられました。
いやー、作者様の制作スピードは凄く早いとは思いますけれども、待ちに待った甲斐がありましたよ。
最初から最後まで、全力投球で最高の百合を楽しませて頂きました(笑)。
本作は3作目の螺旋の彼方のアフターストーリーで、めでたく結ばれた巫月とアリスの間に生まれた娘、ルナリスとその家族に焦点を当てた物語です。
今回も家族としての在り方、子育て(両親と子供の関係)の難しさ、子供の成長、百合(女性同士の恋愛)等々、様々なテーマが作中に盛り込まれていて、クリア後に色々深く考えさせられましたし、人生に対しての勉強もさせて頂きました。

1、2、3作目は、簡単に言ってしまえば特定の女性同士のカップルの恋愛物語といったところですが、4、5、6作目は、過去作のカップルとその間に生まれた娘の、言うなれば家族の絆を描いた物語と言えまして、各作品が少なからず関連性があるお話なんですよね。
ですが、シリーズ通して言える事なのですが、例え過去作を未プレイの状態であっても、作中で過去作のあらすじを上手く纏めて補足説明として入れて下さっているので、とても理解し易い作りになっているんです。
勿論、毎回過去作のキャラがゲスト出演して大活躍してくれるので、公開順からプレイされて行く方がベストと言えばベストではあるのですが、急に本作からプレイを始めたとしても、十分に楽しめるようになっているのが、このシリーズの凄いところだと思うんですよね。
このように、プレイヤーに配慮した丁寧な作りになっているのですが、残念な事に誤字脱字がところどころに見られ、そこが非常に勿体なく感じてしまいます。
物語自体は文句なしに面白いですし、適度に異能力系のバトルシーンもあって、良いアクセントになっていますし、キャラの照れ顔、泣き顔も可愛いですし、CGは綺麗で数も多くて最高なんですけどね……。

家族と言えば、普通は大体両親とその子供と考える事が多いのだと思いますが、本作の主役となる家族の中には、親の巫月、アリス、娘のルナリスの他に、アリスの姉のアリウムも含まれているのが面白いところです。
規格外の強さを持つアリウムですが、家族の中ではきちんと良い叔母さんをしていて、いざと言う時には凄く頼りになったり、かと思えばそんな彼女でも自分の生き方に悩み、苦しんでいる姿が描かれていたりと、色々と見せ場が沢山用意されていて、ある意味、裏の主人公のような存在でした。
巫月とアリスが娘を思うが故に再び激しく対立したり、前作からのゲストキャラが、同じ親として巫月とアリスに助言したり、同じ娘としてルナリスに力を貸そうとしてくれたりと、今回も見どころは満載といったところです。
4、5作目の家族は近親恋愛をしている姿が描かれていて、個人的には中々その気持ちが理解出来なかったところはありましたが、今回の娘は女性、しかも敵に対してではありますが、近親外恋愛感情を抱いていたので、一番理解し易い感じではありました。
まあ、何故そんなにネロの事を直ぐに好きになってしまったのか、そこは正直分からなかったのですが、恋とは唐突なものですから、作中の通りの一目惚れで説明は付くのかも知れませんね。

私が家族ネタというか、両親からの子供への深い愛情を見るのが弱いというのもあるのですが、ルナリスの誕生日パーティーだったり、終盤のネロを助ける前の親子の会話だったり、後はルナリスがネロと結ばれて(?)、両親にお礼を言ったところ等を見て、私もアリスやアリウムのように大泣きしてしまいました(笑)。
女性同士ではありますが、やっぱり娘の事を思う両親ってのは、本当に強くて優しくて、素敵過ぎる位に素敵なものですね。
巫月はラストの方で良い見せ場がありましたし、想像だにしなかった行動に出たりと驚かされましたが、アリスも娘からお母さんと呼ばれるだけあって、凄く良い母親だと思いました。
遥もロリから成長して良い女性になりましたし、双子ちゃんもお節介焼きですし、アリウムの人生も始まったばかりですし、アリスも心からはエデンドヘルやネロを許せてはいないかも知れませんが、最後は一応大団円って雰囲気で良かったです。
姿が変わっても、アリスの太い眉毛は健在で、私大狂喜(笑)。

これで遂に1、2、3作目のアフターストーリーが全て描かれた事になりましたが、この後はどうなるのか、それが気になって気になってしょうがありません。
まさか永久の白百合シリーズはここで終わってしまうのか、それとも、今後も続きのシリーズは作られて行くのか。
キャラも魅力的ですし、設定的にも未だ未だ十分に続けられそうな気もしますが、もしやるとしたらアリウム主役の線が濃厚ってところなんでしょうかね。
彼女は今正に動き出したばかりですし、そもそもこのシリーズ自体、全体的に考えた場合の主役が彼女っぽい気がしますから。
何れにしても、今後も注目しておきたいところです。

女性の両親という形ではありますが、このシリーズでは不思議と違和感を感じられず、当たり前のように一つの家族だと思えるのが凄いと思います。
百合ゲーではありますが、それ以上に家族や周囲の人々との絆を描いた、心温まる優しい作品だと思いますので、百合好きな人は勿論の事、百合が嫌いな女性にも、騙されたと思ってプレイして頂きたいと思います。
久々にこんな素晴らしい百合ゲーで遊ぶ事が出来、私としては心から大満足です。

●永久の白百合~閃光の生命~
・制作者:夢幻飛翔様
・制作者ホームページ名:夢幻飛翔
・制作者ホームページURL:http://mugenhisyou.web.fc2.com/index.html
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/8674
・種別:フリーソフト
・ジャンル:伝奇百合ノベルADV
・ボリューム:中編
・制作ツール:NScripter
・推奨年齢:15歳以上(高校生~)

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】笑う、わらわぅ

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月17日(火)21時47分44秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、水野様の制作された、ファンタジーRPG、“笑う、わらわぅ”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・ストーリーが難し過ぎて、イミフのまま進めなければならないので、途中で若干モチベが低下する可能性がある。

【良かった点】
・何とも言えない不気味なイメージの独特な世界観。かと思えば、可愛らしかったり、美しい風景のステージも用意されている。
・ゲームを進める事で、難解な物語が少しずつ紐解かれて行く感覚が良い。特にラストまで行ければ、ある程度は大まかなストーリーが理解出来る。
・雑魚敵とは戦いたい時だけ戦えば良いシステム。寧ろ雑魚敵とは一切戦わずとも、マップを探索する事でキャラを強化出来る、一風変わったシステム。
・絵本を読み進めるシーンが、単純に可愛らしくて、凄く面白かった。

本作は主人公の少女わらわぅが、仲間達と共に不思議な世界を冒険して行く物語。
序盤こそリアルな世界を描いているように見えますが、ほぼ全編に渡ってファンタジーな異世界が舞台になっております。
従来までのタオケシリーズとは雰囲気が異なっており、何も分からないまま、手探りで少しずつ謎を解き明かして行くイメージになります。
ストーリーは半端じゃなく難解且つ哲学的で、キャラの発する一つ一つの台詞すら、何かを意味しているのではないかと、常にそんな風に考えてプレイを続けました。
クリアした今ですら、正直作者が伝えたかった事の半分も理解出来なかったような気がしています。

グロ描写が多い印象のあるタオケシリーズですが、本作では若干気持ち悪いキャラ等はいても、酷い猟奇的なシーン等は非常に少なく、そういった意味では年齢層の低いプレイヤーでも安心(?)である気がしました。
全体的に陰鬱な気持ちになりそうな暗い世界観ですが、パーティーキャラによるガールズトークのお陰で、多少は明るい気持ちでいられますしね。
個人的には本作は百合ゲーだと思っています。
ギャグ的な意味でもそうですけど、着物幼女ちゃんがわらわぅお嬢様の事が好きだったのに、ぱっと出のみんぽぅにあっと言う間に奪われてしまった事でショックを受けているところだったり、おるちゅま様になってしまったわらわぅお嬢様を見て、涙を流しながら声を掛け続けていたりするところ等、本当に着物幼女ちゃんはわらわぅお嬢様の事を愛していたんだなぁと思って、胸が苦しくなってしまいました。
俺は本気でわらわぅお嬢様の事を「この裏切者めっ!」って思ってイライラしたり、「みんぽぅの奴、ウゼエっ!」って思っちゃいましたね。

にゃにゃも女王様に命令されて、着物幼女ちゃんとわらわぅお嬢様がキスしたシーンを思い出すと、ただのしょうもないネタではあったのでしょうが、俺は泣きそうになってしまいます(笑)。
みんぽぅが登場する前の、女の子三人で冒険していた頃が一番好きでしたね。
にゃにゃも女王様も重要な位置付けではありましたが、やっぱり着物幼女ちゃんとわらわぅお嬢様に結婚して欲しかったなってのが俺の本音です(涙)。
ぷっちも序盤を見る限りでは凄く嫌な奴なのに、何であんなに着物幼女ちゃんが良い奴じゃ良い奴じゃって言うのかが疑問だったのですが、最後の最後でその意味が分かるんですよ。
着物幼女ちゃんの言っている事は全く嘘偽りなくて、ぷっちの不器用さと優しさが心に伝わって来て、目に涙が浮かんで来てしまいました。

因みに、本作はマップを探索する事でけいけんを得られる為、雑魚と戦う必要は全くないですし、戦闘の難易度も滅茶苦茶に低く、RPG初心者の方でもクリアするだけであれば、はっきり言って楽勝ってところです。
ただ、ラストまで進めてみれば、こういったシステムですら、この物語の設定の一つなのかなと納得出来るのが面白いところ。
雑魚とは戦っても良いですし、戦わなくても構いませんが、誰もが短い言葉しか喋りませんが、折角ですから会話だけはしてみる事をお勧めします。
殆どは意味が分からなかったり、どうでも良い話だとは思うのですが、時には本作への理解を深めてくれるヒントがもらえる場合もあります。
兎に角、一つ言える事は、マップは適度に探索してみた方が、本作をより楽しめる要素を得られるという事ですね。

まあ、作者が天才だという事は分かりますが、何分ストーリーが余りに深くて難解である為、完全に本作を理解する事はほぼ不可能だと思います。
作者がこの作品に込めたメッセージを、いかに多く掴み取る事が出来るのかという事が重要なのだと思います。
一度クリアした後、最初から再プレイする事で、また見えて来るものもあるのだと思います。
独特な世界観が魅力的なので、雰囲気ゲーだという事にして、最後まで根気強くプレイされる事をお勧め致します。
タオケの新しい形を見る事が出来る、悲しいけれど、凄く切なくて温かいお話です。

これ以上の語りは最早不要でしょう。
沢山の魅力的なキャラに出会える、素敵なRPGですので、是非とも遊んでみて下さいね。

●笑う、わらわぅ
・制作者:水野様
・制作者ホームページ名:タオルケットをもう一度
・制作者ホームページURL:http://ohagehagehage.blog.fc2.com/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/3097
・種別:フリーソフト
・ジャンル:ファンタジーRPG
・ボリューム:中編
・制作ツール:RPGツクール2000
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】かいけつ!猫足乙女ちゃん

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月 8日(日)20時17分20秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、水野様の制作された、ファンタジーRPG、“かいけつ!猫足乙女ちゃん”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・ちょっとした誤字脱字。
・予想外の強烈なグロ描写。せめて推奨年齢は12歳以上(中学生~)にした方が良いのでは。
・マップにちらばっているアイテムの数の多さ。イベントや敵シンボルを含めれば、かなりの数で紛らわしい。

【良かった点】
・メッセージ性のある感動的なストーリーに驚愕のラスト、確立された独特な世界観、後は可愛らしくて魅力的なキャラクターの数々。
・迷わされる事のないマップと、初心者でも安心の戦闘難易度。雑魚敵との戦闘はシンボルエンカウントで動きも遅いので、好きな時にだけ戦う事が出来る。
・表示時間は若干短いものの、物語の節目のキャラ紹介が面白い。

本作は幼い少女の猫足乙女ちゃんが、ケーキ屋さんになる為に軍に入る事になり(?)、同僚や上司達と共に、厳しい訓練(笑)を行う毎日が描かれます。
序盤は軍での明るく楽しい生活が描かれるのですが、突如現れた美少女だらけの乙女爆弾達の出現によって、物語は徐々にシリアスな雰囲気へとシフトして行きます。
ほのぼのとした世界観が魅力的な本作ではありますが、シリーズを知っている方ならお馴染でしょうが、突拍子もなく、思わず目を塞ぎたくなってしまうような強烈なグロ描写を見せられるシーンがあるので、心臓が弱い方等は十分に注意して頂きたいと思います。
私も様々なフリゲをプレイして、多少なりともグロ描写には耐性があると自負しておりましたし、タオケシリーズがそういった作風である事も承知の上でプレイしておりましたが、それでも相当な衝撃を受けたと言えました。
ポンの叫び声が聞こえて来る扉を開ける時……、その時から全てが変わりますので、未プレイの方は本当にお気を付けて下さい。

逆に言えば、今回はそこを無事に抜ける事が出来さえすれば、グロシーンに悩まされるような事はないかと思います。
笑いあり、涙ありで、凄く素敵な大冒険が貴方を待っています。
私はタイトルがタイトルなので、てっきり猫足乙女ちゃんが主人公だと思っておりましたが、本作の主人公はにゃんこ侍の猫舌であり、最初から最後までずっと、彼の物語だったのだと思いました。
女性キャラ比率が大変高いので、男性キャラは物凄く貴重ですし、常にハーレム状態(笑)。
どのキャラも凄く可愛いと思うのですが、下ネタが多めの為、女性のプレイヤーはちょっと引いてしまうかなぁ。

猫舌は確かにカッコ良いと思いますし、強いので戦闘でもかなり頼りになりますが、女性キャラからモテまくりで、何かちょっと嫉妬しちゃいますね。
動物ではありますが、今日そこ等に掃いて捨てる程ある、ハーレム系のアニメやゲームの主人公のようですね。
何で最近はそんなのばっかりなんでしょう。
……と、まあ愚痴はその位にしまして、途中ひょんな事から仲間達から変な勘違いをされてしまい、変態の扱いを受けて、差別されてしまったシーンは、何だか可哀想で、見ていて凄く胸が苦しくなりました。
でも、彼も一見ストイックで真面目な性格をしていると思いつつも、猫足乙女ちゃんの事になるとちょっと妄想が行き過ぎてしまったりと、若干キャラが安定していないようにも思えましたね。

猫足乙女ちゃんも正ヒロイン的な立ち位置に思えつつも、長期間パーティーから離れていた為なのか、ぱりぱりうめ程とまでは行かなくとも、割と影が薄くて、空気キャラにも思えなくもない位でしたね。
最初の頃は目立っていたのですが、準ヒロイン的なきゅうりちゃんがパーティーインし、一方的なアプローチで存在感満点でしたし、その両親も色々とアクが強い人達ですから、数いるヒロインの中の一人というイメージになってしまったのかも知れません。
寧ろ猫舌が大きく変わる切っ掛けになったのは、言うまでもなく重要キャラだと言える師匠だった訳ですからね。
出て来た期間は短かったとは思いますが、昔も今も猫舌に多くの事を教え導き、彼を見守り愛し続けてくれていたという意味では、完全に師匠の方が猫足乙女ちゃんの遥か上を行っている気がします。
それ故に、猫舌と猫足乙女ちゃんの絡みがそこまで多くなかった事もあってか、二人が何時の間にか恋愛感情をお互いに抱き合っていた所が、多少違和感を感じられなくもなかったですかね。

でも、やっぱり本作で一番カッコ良かったのは、私的にはポンのお婿さんを置いて他にはいませんね(笑)。
だって、序盤から明らかにギャグキャラで、どうしようもない位に変態で、特に世界中の女性の発する音を聞き分けるとか、そんな基地外染みたチート級の能力を持っているこのポンが、時々意表を突いたように鋭い事を言い放つ訳ですから(爆)。
流石は社長と言うべきか……。
ストーカーされていたコンチェルちゃんも、最初は、いや最後までだったかも知れませんが(笑)、彼の事をずっと気持ち悪いと思っていたはずなのに、終盤は慰めてあげたり、彼の身を案じてくれるようになるのですからね。
猫舌の目を覚まさせてくれる良き理解者でもあり、最後まで一人の女性を愛し続けて、長い旅の果てに、彼女を少しは自分の方に振り向かせる事に成功した、そんな主人公よりも主人公らしい真の主役、それがポンのお婿さんなのかなぁと思えました。

個人的にはラストで猫足乙女ちゃんが泣きじゃくったのと同じように、コンチェルちゃんにも泣いて欲しかった。
そんなシーンが見てみたかった……。
誰が何と言おうと、今回のお婿はカッコ良過ぎだったっ!
漫才のネタも結構面白くて、ミニ四駆とかビーダマンとかたまごっちとかデジモンとかDQとかFFとか、何故か嘗て私が趣味にしていたものが多く取り上げられていて、何か嬉しくなっちゃいましたね。
ネタ的ではありますが、登場人物の中に百合を繰り広げてくれるキャラもいますから、百合好きにもお勧めな作品です(笑)。

猫舌が師匠から教えてもらった事、簡単なようで凄く難しいなと思ったのですが、侍に限らず、誰にとっても生きて行く上で大切な事なんじゃないでしょうか。
クリア後、深く考えさせられる作品だったと思います。
切ないラストではありますが、RPGとしては非常に難易度は易しめに設定されていて、誰でもプレイし易いと思いますので、是非とも多くの方に遊んで頂けたらと思いますね。

●かいけつ!猫足乙女ちゃん
・制作者:水野様
・制作者ホームページ名:タオルケットをもう一度
・制作者ホームページURL:http://ohagehagehage.blog.fc2.com/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/3017
・種別:フリーソフト
・ジャンル:ファンタジーRPG
・ボリューム:中編
・制作ツール:RPGツクール2000
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】(修正版)タオルケットをもう一度3

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2015年 3月 1日(日)04時25分27秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、水野様の制作された、ファンタジーRPG、“(修正版)タオルケットをもう一度3”で御座います。
ネタバレを含みますのでご注意を。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・敢えて言うのであれば、BGMに違和感を感じなくもない箇所が幾つか見受けられた所か。わざとやっている、もしくは特に気にしていないようにも思えたが。
・ちょっとした誤字脱字。
・シリーズを知っているプレイヤーは問題ないが、エログロ多めの作風なので、初めてプレイする方は一応注意(推奨年齢全年齢となっている為)。

【良かった点】
・非常に可愛らしくて魅力的なキャラクター達が多数登場し、シリアスで深い壮大な物語を繰り広げるそのギャップ。
・BGM等を除けば、ほぼ全てがオリジナルの素材で構成されている。
・戦闘の難易度がかなり低めで、雑魚敵もシンボルエンカウントなので、好きな時にだけ戦えば良い所。全くストレスが溜まらない。

参考までに、“タオルケットをもう一度3[唐揚げたんぽぽ]”のレビューも宜しければどうぞ。
本作の最大の魅力は、オリジナルの可愛らしいキャラクター達が作り上げている独特の世界観であり、マスコットのような登場人物達がシリアスなストーリーを繰り広げている所でしょう。
ほのぼのとした見た目のキャラからはとても想像出来ませんが、本作はエログロ、特にグロが多く、初プレイの方には注意して欲しいとは思いますが、逆にそれが作品の良さを引き立たせている所はあると思います。
深い設定が多くて、続きが気になり、のめり込んでしまう面白さがありますね。
最初はひょんな事から始まった小さな冒険が、やがて宇宙を駆け抜けて別の星まで行ったり、電気になって電脳世界を旅する程の大冒険になるってのが、もう壮大だとしか言えないですよね。

主人公は男女から選択する事が出来、私は最初女の子を選んだのですが、妹のキミルやぷっちとのやり取りや、ヒロイン格のコンチェルとの関係等で、ちょっとした百合要素を味わえて、自然と顔がにやけてしまうようなシーンを幾つも見る事が出来て、嬉しい限りでした(笑)。
ポンのお婿さんの変態加減にはドン引きしつつも、あそこまでコンチェルの事しか頭にないと、何だか応援してあげたくもなってしまいます(爆)。
敵味方問わず、兎に角、可愛いキャラ、面白可笑しいキャラが多くて、時にはグロで辛い描写もありますが、心が癒される感の方が圧倒的に強いんですよね。
ポンも可愛いし、野菜もアリもネズミもロボットも、勿論仲間になってくれるヒロイン達も凄く可愛いので、誰が一番ってのは決められないかなぁ……。

心の中の部屋を時々覗くのも楽しいですし、助っ人も沢山用意されていて嬉しいですけど、特技のポイントは99でカンストしてしまうので、気付いた時には適度に特技と交換する事を心掛けると良いと思います。
難易度は非常に易しめで、意地悪なマップもなくて、迷う事なく進めるので、RPG初心者も安心ですね。
著作権切れのBGMが多く使用されていますが、思わず口ずさんでしまうような知っている名曲も多くて、何気にそれを聞くのも楽しかったりしました。
エンディング前のキャラ達が一つの部屋の中に集まっているシーンも圧巻で、これだけ沢山の魅力的な登場人物達がいて初めて、この一つの素晴らしい作品が出来上がっているのだと感じられましたね。

心から感動出来て、終わり方もとても気持ちが良かったので、是非とも未プレイの方はやってみて下さい。
期待し過ぎは禁物ですが、程良い百合要素も見れるので、個人的には女の子主人公でのプレイをお勧め致しますね(笑)。

●(修正版)タオルケットをもう一度3
・制作者:水野様
・制作者ホームページ名:タオルケットをもう一度
・制作者ホームページURL:http://ohagehagehage.blog.fc2.com/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/1633
・種別:フリーソフト
・ジャンル:ファンタジーRPG
・ボリューム:中編
・制作ツール:RPGツクール2000
・推奨年齢:全年齢

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】【年齢制限有】Vampire Sister

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2014年12月19日(金)09時24分42秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、サークルゴリッチュ様の制作された、吸血鬼姉妹RPG、“Vampire Sister”で御座います。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・最近の同サークルゲームに引き続き、イベントはS男向けのシーンが非常に少なく、殆どがM男向けなのが個人的には残念。男が受身のプレイが好きでないと辛過ぎる。
・金を貯めるにしても、イベントを起こす為のフラグを立てるにしても、作業ゲー感は拭えない所ではある。

【良かった点】
・衣装が手に入れば、カミラ(アルカも一部)に自由に着せる事が出来る(ステータス画面、ホコグラ等変更)。
・ルーレット風の独自の戦闘システム。敵にカミラとアルカがエロい事されるのも良い。
・ファンはご存知、ゴリッチュ二大性癖の一つ、放尿が凄い(笑)。本作は全体的に基本M男向けのイベントが多めだが、放尿関連は珍しく女の子の羞恥を楽しむ事が出来る。
・エロがメインなので重要視しない人も多いと思うが、ラストでストーリーが一気に盛り上がり、プレイヤーに感動を与えて来る。やっぱり安定のゴリッチュゲー。

本作は学校で教師をしている主人公“トオル”が、吸血鬼の姉妹、“カミラ”と“アルカ”と一緒に過ごす日々を描いた物語。
メインはエロイベントの為、ストーリーをそこまで重要視する方は余りいないとは思いますが、トオルには嘗て“ローラ”と云う女性と共に過ごしていた過去があり、彼女が突然消えてしまって久しい頃に、彼女の娘達と繋がりを持つようになると云う、中々奇抜な設定のシナリオになります。
過去のゴリッチュゲーがどう云った作品なのかと云う事を知っている為、ラストの展開を序盤から楽しみにしていたのですが、やはり予想は当たっていて、終盤のストーリーの盛り上がり方は尋常じゃないと云えました。
正直、最近のゴリッチュゲーはM男向けのシチュエーションが多過ぎて、個人的には余り好きではないと云うのが本音なのですが、寧ろこのゴリッチュストーリーを楽しむ為に投資しているのだと思えれば、まあそれ程高い買い物でもないかと納得出来なくもないですかね。
エロに関しましては、個人的には不満ではありますがね。

本作は二人の主人公を使って物語を進めて行く、所謂ダブルヒーロー(厳密にはダブルヒーロー&ヒロイン)システムでありまして、吸血鬼姉妹の姉のカミラで男性キャラを攻略して行くルートと、トオルで吸血鬼姉妹の妹のアルカを攻略して行くルートの二種類を楽しむ事が出来ます。
同時並行で進めて行く事が出来、もしも片方で詰まってしまったとしても、もう片方を進める事で、イベント発生フラグのヒントが手に入り、道が開かれたりするのです。
イベント発生フラグを立てて、ちょこちょことショートストーリーを見て行くと云う点に関しては同じですが、若干ルートによる違いが見受けられ、カミラ編はトオルを含め、不特定多数の男性とエッチをして行きますが、逆にトオル編は、とある理由でアルカとだけエッチをして行く事になります。
正直云いますと、作業ゲー感は拭えず、しかも基本M男向けの受身系のエロイベントが多いので、個人的には途中でリタイアしたくもなったのですが、そこはゴリッチュゲーラストを只管に信じまして、最後までプレイし切りました次第です。
レベルや衣装等によって、イベントの内容が非常に細かく変わって来るので、作り込みは大変凄いとは思える所ですね。

まあ、要点は上記の【気になった点】、【良かった点】に纏めておりますので、私の方からはこれ以上は云う事はない……と云いたい所ですが、何度も云って申し訳ない所ではありますが、個人的にはM男向けのエロイベント内容が好きではありません。
ゴリッチュさんは以前はTACKさん名義で、フリーの同人ゲーム作者として活動されており、そう云う意味では活動歴はとても長く、ただのファンだけではなく、信者クラスのファンも多数有している、一流のクリエイターな訳ですね。
私個人だけではなく、他のファンの方でも気持ちは分かってもらえるのではないかと思うのですが、“B.B.ライダー”や“Zodiarc”と云った過去の作品群は、それはもう凄まじい感動を与えてくれる物でありました。
最近になってM男向けゲームばかり作られるようになってしまいましたが、私は過去の作風にまた路線変更してもらえないかと願っているのです。
ツイッターでフォロワーの方とやり取りしていた時も、全年齢ゲームの方が良いよねって話が出る事があるんですよね。

全年齢ゲームはシェアウェアの世界では売上が伸び辛いって所もありますので、エロに走るのは仕方がないとは思うのですが、ここの所はずっとM男向けのゲームばかりですので、出来ればそろそろS男向けゲーム、もしくは百合ゲーを出して頂きたいなぁと(笑)。
Vampire Sisterは姉妹物なので、もしかしたら少し位は……と期待していた所もあったのですが、ほぼ百合要素はゼロであり、結構項垂れました。
知る人ぞ知るゴリッチュ二大性癖、百合と放尿、今回は後者は完璧と云っても良い位に満たしてくれましたので、是非とも次は百合をお願いしたい(爆)。
ゴリッチュさんはB.B.でもゾディでも百合好きを匂わす描写を多々入れているし、今でも漫画の“むっちゃん”で鏡子と細川の良い百合描いてんじゃん。
だから、2chのスレでは評判余り良くなかったかも知れんけど、そこは自分の意思を貫き通して、百合を描き続けて欲しいんだよ。

……って、まあ俺が百合好きだから、ここまで熱く語るってのもあるんだけどな(笑)。
ゴリッチュさんのZodiarcは、俺が百合豚に目覚めるトリガーの一つだったからさ。
どうにも思い入れが強いのよ。
決して悪くなんてなかったのに、あの2chのスレで百合が要らねえって云う連中が多かったから、それが一番行けねえんだと思う。
何れにしても、今後の作品もゴリッチュさん次第だから、もう百合はやらねえって云うんであれば、それはそれでしょうがねえんだろうけどな。

でもまあ、終わってみれば、“闇子さんがきた”とか“Hermit crab”の時よりは、俺が楽しめるエロシーンも多々増えたと思うので、個人的には本作を評価したい所です。
次回作は何時公開されるのかは分かりませんが、ゴリッチュさんの事だから、そう遠くはない未来の話だと思っております。
今回も何だかんだでラストは好きだったので、次回もマジで期待したい。
色々文句は云ってますが、今後のゴリッチュさんの制作活動も、ゴリッチュゲーも応援している私なのです。
大変な長文失礼。

●Vampire Sister
・制作者:サークルゴリッチュ様
・制作者ホームページ名:サークルゴリッチュ
・制作者ホームページURL:http://red.ribbon.to/~gorichu/index.html
・ダウンロードURL:http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ145721.html
・種別:シェアウェア
・ジャンル:吸血鬼姉妹RPG
・ボリューム:中編
・制作ツール:RPGツクールVX
・推奨年齢:18歳未満プレイ禁止

それでは、これにて失礼致します。
 

【感想】シトリンの欠片

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2014年12月13日(土)19時21分31秒
返信・引用
  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、Lapree様の制作された、学園ダーク百合ADV、“シトリンの欠片”で御座います。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

【気になった点】
・ほぼなかったと云って良い物の、短い物語であるだけに、若干の誤字だけが目立った。

【良かった点】
・非常に暗い物語ではある物の、序盤は見ているだけで微笑ましく思える、主人公とヒロインの明るく楽しいやり取りが見られる。
・メインの百合のみに限らず、一方通行の想いが多々描かれており、様々な愛の形を感じる事が出来た。非常に暗くて重いテーマを取り扱っている作品である。
・キャラの立絵もイベントCGも可愛らしく、その場限りの出演のキャラ数名にも、グラフィックが用意されていた所等にも作り込みを感じられた。ワンシーンのみの出演キャラは、寧ろ勿体なく思ってしまう程に。

本作は他人との関わりを拒絶して生きて来た主人公“紗良”から、自分の殻を突き破り、友達になってくれたヒロイン、“珠樹”に対しての、複雑な想いが描かれている物語。
序盤こそ紗良と珠樹、または友達を含めての明るく楽しいやり取りを見る事が出来ますが、“千秋”と云う男子生徒の登場から、一気にストーリーは暗くなって行き、プレイ開始直後辺りからある程度の想像は出来ておりましたが、最後は衝撃的な結末が待っていました。
紗良と珠樹が二人だけでいるシーンは、昼間ではなく夕方ばかりであり、夕焼け色に染まった背景と、BGMの効果も相まって、何処となく切なさを感じられる物となっておりました。
紗良はまどマギのほむらちゃんのように、珠樹の事がどうしようもない位に好きなのに、珠樹は紗良の事を大切な友達だとしか思ってなく、紗良の気持ちになってみると、こちらまで辛く苦しく感じて来ました。
紗良からの珠樹への想いは勿論の事、それ以外にも決して報われる事のない恋愛が描かれており、非常に暗くて重いテーマを取り扱っている作品であると云う印象です。

プレイしていて疑問に思った点があり、それは千秋と珠樹は幼馴染であると云う設定ですが、余りに千秋が珠樹に対して冷たい気がしたのですが、それには何か理由があるのでしょうかね。
幾ら特定の誰かにしか興味がないとは云え、それ以外の人間には何の興味もないと云い放ち、心に傷を与える事すらしたくないと云うからには、過去に何かあったのかも知れないと勘ぐってしまいます。
珠樹は全く千秋の事を嫌っているようには思えなかったので、もしかしたら千秋が珠樹の事を毛嫌いする出来事があったのかも知れませんね。
しかし、紗良が珠樹に勉強を教えてあげるシーンや、デート(?)の約束をしたりする所等を見ていて、仮に何か大きな問題にぶち当たったとしても、このままの雰囲気でハッピーエンドになって欲しかったなと云う気持ちはありました。
紗良にとっては珠樹が全てだったのですから、彼女に振り向きもしない千秋を妬み憎む気持ちも分かりますし、ラストの行動に出た理由も理解出来ない訳ではありませんが、別に紗良は珠樹を含めて誰にも危害を加える事はなかった訳で、もしもあの時、珠樹が怖がらずに彼女を受け入れてあげられたのならば、また違った結末が待っていたのかもなと思うと、胸が張り裂けそうな気持ちになりますね。

紗良にとって千秋は憎悪の対象であると同時に、限りなく自分に近い存在だったのかも知れません。
それ故、千秋の言葉に紗良は吹っ切れて、あのようなラストになってしまったのでしょうが、原因を作った張本人である千秋の方は一体どうなったのかも気になりますね。
エンディング後の珠樹の感情も気になる所で、彼女の頭の中は今、一体誰の色で染まっているのでしょうかね。
何と云っても報われない物語だったので、ハッピーエンドを見れるルート、あとがき(これはホムペで見る事が出来ましたが)等もあれば、私的には更に嬉しかったですかね。
ここ数年は百合ゲーレビューばかりやってますが、やっぱり百合ゲーは良い……、バッドエンドでも感動しましたっ!

現実世界では絶対にあって欲しくはないですが、相手の心を奪い、自分の色だけで染めてしまう為には、ここまでするのが愛なのでしょうかね。
何れにしても、百合はハッピーエンドであっても、バッドエンドであっても、美しい愛の形でなければなりません。
プレイ時間は短く、鬱展開やグロ描写が極端に苦手と云う方でない限りは大丈夫だと思いますので、是非とも百合好き、バッドエンド好きの方は、プレイしてみてはいかがでしょうか。

●シトリンの欠片
・制作者:Lapree様
・制作者ホームページ名:水海
・制作者ホームページURL:http://lapree.dou-jin.com/
・ダウンロードURL:http://www.freem.ne.jp/win/game/8066
・種別:フリーソフト
・ジャンル:学園ダーク百合ADV
・ボリューム:短編
・制作ツール:LiveMaker
・推奨年齢:12歳以上(中学生~)

それでは、これにて失礼致します。
 

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