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【感想】蟲ノ目(第一章~第四章セット)

 投稿者:眼鏡侍  投稿日:2013年 5月 3日(金)12時03分21秒
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  何時もお世話になっております。
(株)P・Sの眼鏡侍です。

今回ご紹介させて頂きます作品は、ヨツツジエコー様の制作された、異能力バトル百合ADV、“蟲ノ目(第一章~第四章セット)”で御座います。
第一章は無料で遊べ、既にこちらで感想も書かせて頂いておりますが、この度、セットを購入してクリアまで辿り付けましたので、その記念に見所等を紹介して行けたらと思っております。
ネタバレは極力しない方向で、ですが、気になる方は見ない方が良いかも知れません。
それでは、簡単に感想を書かせて頂きますね。

前回の感想やツイッターでも申し上げました通り、やはり本作の魅力として私が考えている物は、異能力バトルの面白さと、伏線の回収の上手さ、矛盾のなさの3点が主になります。
蟲を題材にした異能力バトルと言うのは斬新な発想であり、作中で様々な技を見る事が出来る訳ですが、設定をきちんと活かし切っているのですよね。
沢山の蟲憑きと言われる能力者達がバトルを展開しますが、ポケモンじゃありませんが、本作でも当然蟲の能力によって相手との相性と言う物がある訳です。
更に言うと、能力者だからと言って、敵を倒す事が全てじゃない……、戦闘で勝てない蟲は弱い、役立たずなんだと言う事ではなく、戦闘以外で能力が際立つ蟲憑きも多々存在していて、そこ等辺が普通の能力バトルを題材としている作品とは、一線を画していると感じられました。

第一章はプロローグと言う事で、簡単に言ってしまえば、RPGで言う負けバトルです。
何も知らないまま、勝てる条件も整っていないまま、勝ち目のない条件下で、ラスボスと戦わなければならない……、と言う表現がイメージし易いでしょうか。
そして、第二章は強くなってニューゲームと言う表現だと、分かり易いかも知れませんね。
主人公“二條久保”の蜻蛉の能力で、第一章で描かれた世界の記憶を残したまま、もう一度刑部村へ向かう所からのリベンジと言う訳です。

しかし、第二章の物語でも不明のまま残ってしまった謎があり、第二章までの記憶を残したまま、物語は第三章の世界へと。
第三章は60年前から終わっていなかった蟲毒の歴史を知る事になり、第一章、第二章、更に今回の経験を生かして、勝てる条件を整えてのリベンジ。
……のはずだったのですが、想定出来なかったはずの事態が次々に起こり、今までと同じように記憶を残したまま過去へ飛ぼうとする二條久保。
所が蟲毒を掻き乱す“もう一人”の手によって、それは防がれ、物語は最後の第四章へ……。

第一章、第二章、第三章、第四章と進んで行く度に、二條久保=貴方は少しずつ今まで見えていなかった、今回の蟲毒の側面や背景を見て、作中の謎が解き明かされて行きます。
数々の設定がなされている中、序盤から多く鏤められていた伏線が徐々に回収されて行き、それでいて、矛盾を感じられぬ作りになっている所が、本当に凄いとしか言いようがないんですよね。
これだけ大きく広げた世界で、第四章の終盤になる頃には、殆ど全ての謎が解けて、納得している自分がいる。
全ての章を合わせると、ボリュームとしては確実に長編に分類されるはずではありますが、素晴らしい構想であったとしか思えず、作者様の頭の中で世界が丸ごと一つ、描かれ切っていたのだなと感じました。

●蟲ノ目(第一章~第四章セット)
・制作者:ヨツツジエコー様
・制作者ホームページ名:ヨツツジエコー
・制作者ホームページURL:http://yotsutsuji.com/
・ダウンロードURL:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ107746.html/?unique_op=af
・種別:シェアウェア
・ジャンル:異能力バトル百合ADV
・ボリューム:長編
・制作ツール:LiveMaker
・推奨年齢:全年齢

可愛らしい漫画やアニメっぽい絵柄に似合わず、物語の本質は実にシリアス……、とは言え、特に刑部村に来たばかりの“にぃ”と“さんちゃ”、村の人達との会話等は温かく、時折ギャグシーン等も織り交ぜられている為、プレイを続け易いようになっているかと思います。
さんちゃはあの明るい性格と喋り方、そして、何と言ってもあの頼りになる存在感で、気持ちが落ち込み兼ねないストーリーに、明るい日の光を与えてくれたようにも思えます。
彼女は誰がどう見ても、二條久保=貴方にとっての一番のメインヒロインですよね?
百合ゲーとして見れば、濃い百合展開はそこまでではない物の、登場人物が女性、女性、女性……、って感じで、他の女性キャラ同士の深い絆を感じられる場面も多々ありましたが、やはりにぃとさんちゃのお互いにお互いを想い合う気持ちが伝わって来たシーンが、号泣しそうになる程、感動しましたし、全章通しての一番の魅力だったのではないかと思います。

個人的にはずっと気になっていた、第三章で60年前の蟲毒が語られる所が面白かったです。
プレイヤーが置いてけ掘りにならないように、時々用語の説明を入れてくれたり、要点をさんちゃ等が解説したり、纏めてくれたりするのも、プレイヤーの事を考えている、親切な作りになっていたと思えます。
第四章で一旦は終わってしまった蟲ノ目ですが、もっと多くの蟲の能力が見てみたかったですし、外伝等あるのであれば、是非ともまたプレイしてみたい、そう思える作品でした。

それでは、これにて失礼致します。
 
 
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