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(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月15日(水)21時04分35秒
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  担任の斎藤こと"センム"が出した結論は期末考査の平均で勝負しろというものだった。メイド喫茶チームは即座に全員合意したようだ。学年2位の委員長の存在が大きかった。演劇チームも受けて立つといった感じだ。この采配に一番抵抗していたのが楓だ。みんなに勉強されては学年10位以内が厳しくなるからだ。
テストが始まるのが来週の水曜日。残り一週間である。楓はいつものように放課後教室に残ってテスト勉強していた。テスト一週間前ということで部活動が休みで篤志も一緒だ。
 
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 7日(火)18時37分15秒
返信・引用
  ぐだぐだ過ごしているともうすぐ夏休みだ。
夏休みの前に期末考査という壁が一枚残っているが、それさえぶち破ればこっちのもの。
部活をしていない楓はそう考えていた。体育祭後いくつもの運動部に誘われたがことごとく断ったのである。
楓は夏休み中に夏期講習を受ける予定だが、期末考査で241人中10位以内に入れば講習を受けなくてよいという約束を親としていた。中間考査84位の楓にとってかなり厳しい条件であったが、部活をしていない分、時間には余裕があり自信もあった。篤志の部活が終わるまで放課後残って勉強するのが日課になった。
水曜の1時間目にあるHRの時間に少しずつ文化祭の話し合いを進めていくことになった。
話し合いの結果、演劇とメイド喫茶に絞り込まれた。比率は演劇が女子、メイド喫茶が男子と五分五分になっている。一部の男子が女子にそそのかされて演劇を推していることで半々になったのだ。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 7日(火)13時12分11秒
返信・引用
  体育祭編終了~^0^

長かった、最後のへんかなり適当になったわ。
楓の二重人格は面白いと思ったけど、もっと普段を臆病にした方がいいかな。
全部終わったら直すということで。
次に夏休み さらに発展
文化祭   分裂
クリスマス 仲直り
お正月   永遠を誓う 話の中の箸休め
春 始業式 病気発症 クライマックスの序章
ラスト   クライマックス

の流れかな
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 7日(火)01時02分54秒
返信・引用
  片づけが終わり、奈緒が校門の前で待っていると、楓と彩香がこっちに気づいたのか、手を振ってやってきた。いつも以上にテンションの高い彩香に少し引っかかったが、奈緒自身、とても疲れていてそんな気分にならなかった。一刻も早く風呂に入ってベットで寝たいのだ。我慢できなくなった奈緒は楓を残して彩香と二人で帰ることにした。
「またあとでね。」
彩香は楓のほうに手を振った。
篤志は剣道部ということもあって他の部よりも遅くなっている。奈緒たちと別れて30分後に篤志がやってきた。待ってましたと、楓は篤志にヒップドロップをかました。帰り道二人は体育祭をしみじみ思いだしながら帰った。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 7日(火)00時46分0秒
返信・引用
  その重い言葉は楓に彩香の心の奥深くに踏み込む勇気を奪った。言葉を失った楓はただただ黙っていた。今日の体育祭でいつも以上に力を出したせいか力が抜けていく。だんだん目の前がぼやけてきた。頭痛が起きる前兆だ。
彩香はまずいことを言ったと少し後悔していた。つい楓に心を許してしまい、いつもは固く閉ざしている部分が簡単に開いてしまった。正直なとこと、優しくされたからなのか、楓のことが好きになってしまったからなのかはまだ答えが出ていない。だが、あのキスで彩香の心の氷が溶けたことは言うまでもない。何か会話を変えようと彩香がしゃべりだす。
「でも今日のみんなカッコよかったよ。応援団の衣装とかもバッチし決まってたし。水無月君なんてスプリンタ-ズカップ優勝しちゃうんだもん。ビックリしちゃった。もう明日から女の子がほっとかないよ~。そういえば水無月君って彼女い………」
彩香の言葉を遮るように楓の人差し指が彩香の唇に触れる。楓は左手で彩香の綺麗に手入れされた長い黒髪を撫でる。根元から毛先へゆっくりと。ゆったりとした時間が流れる。楓の右手は彩香の手を握っていた。最初は掴んでいただけだが、徐々に指と指とを絡ましていく。甘い雰囲気を醸し出したところで、楓が彩香の耳元で呟いた。
「明日になって忘れたっていいじゃん。オレは今すげー居心地いいよ。彩香とこうやって肩寄せ合って今日あった事を振りかえるの。」
楓は彩香を抱きしめ、
「今日の彩香は今しかいないんだからさ、明日のことなんて考えなくていいんだよ。」
楓の腕の中で彩香がうなづく。
いつも病気を理由にして恋に臆病になっていた彩香にとって、この楓の言葉は背負っていた重荷を軽くするものだった。彩香にはもう楓を拒む理由がなくなっていた。頭の中は楓で満たされている。
彩香は楓を受け入れ、二人は誰もいない音楽室で一つになった。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 6日(月)19時06分28秒
返信・引用
  その重い言葉は楓に彩香の心の奥深くに踏み込む勇気を奪った。言葉を失った楓はただただ黙っていた。今日の体育祭でいつも以上に力を出したせいか力が抜けていく。だんだん目の前がぼやけてきた。頭痛が起きる前兆だ。
彩香はまずいことを言ったと少し後悔していた。つい楓に心を許してしまい、いつもは固く閉ざしている部分が簡単に開いてしまった。正直なとこと、優しくされたからなのか、楓のことが好きになってしまったからなのかはまだ答えが出ていない。だが、あのキスで彩香の心の氷が溶けたことは言うまでもない。何か会話を変えようと彩香がしゃべりだす。
「でも今日のみんなカッコよかったよ。応援団の衣装とかもバッチし決まってたし。水無月君なんてスプリンタ-ズカップ優勝しちゃうんだもん。ビックリしちゃった。もう明日から女の子がほっとかないよ~。そういえば水無月君って彼女い………」
彩香の言葉を遮るように楓指が彩香の唇に触れる。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 6日(月)05時27分19秒
返信・引用
  全力を出し切ったあとには、体育祭の片づけが待っている。会場の片づけは運動部がやるらしく、文系部は帰っていいらしい。当然楓や彩香は帰ってもよかったが、奈緒や篤志と今日は一緒に帰りたかったので、残って手伝うことにした。ある程度手伝った後、楓は彩香を中庭に呼びだした。
「はい、プレゼント。これ手に入れるためにたぶん今日いろいろと失ったような気がするわ。」
そう言って楓は箱を手渡した。彩香は嬉しそうにその箱を開け、中に入っているメダルを見つめていた。楓はそのメダルを取り、彩香の首に架けてやった。
「ありがとう。ほんとに嬉しい。なんていうか…………」
彩香は言葉に詰まり、瞳を潤ませた。楓は彩香の頭をくしゃくしゃ撫でて、目線が彩香と同じになるようにしゃがんだ。
「今日は今までで一番の体育祭にするつもりだったんだけど、なった?なったんなら笑顔みせてよ。スマイル。スマイル。」
彩香に笑顔が戻り、二人は中庭の芝生に座り込み、彩香が今日一日に撮った写真を見た。そのイチャつき具合は周りがカップルと錯覚するほどのものだった。写真の中に数枚楓の目が半開きの写真があった。写真を消去しようとするがなかなか彩香がカメラを渡そうとしない。強引に取ろうとしたとき、つい彩香を押し倒してしまった。楓が覆いかぶさる形となった。楓と彩香の唇は接触寸前である。楓は戸惑ったが、彩香が目を閉じたのを見て決心した。1回目はほんの一瞬で終わったが、その味が止められず、彩香の肩を掴み、2度目の熱く長いキス。楓は恥ずかしくなって少し距離を取ったが、彩香が起き上がるとまた近づいた。彩香が切ない面持ちで呟いた。
「明日になれば、水無月君のこと忘れちゃうんだろうな……。」
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 6日(月)04時22分14秒
返信・引用
  赤組のテントのボルテージは最高潮になり、応援は熱気に満ちていた。得点では白組が1位だったが毎年のジンクスだろうか、勢いは赤組が圧倒していた。
騎馬戦はその勢いのまま、赤組が接戦をモノにした。楓と篤志の騎馬も最後まで残り勝利に貢献した。奈緒と彩香は勝利した楓たちに手を振って喜んでいた。
次々と種目が行われ、赤組の勝利が確信するほどの差が開いていた。
最終種目のリレーを残して、スプリンタ-ズカップ決勝が行われる。楓は篤志と奈緒、そして彩香に勝利を誓い入場門に向かった。出場者を歓迎するように大きな拍手が送られた。厳しい予選を勝ち抜いた8人がスタート地点に並ぶ。楓は4コース。1コースから順にPR文が読まれていく。次々と読まれていなく中、楓の番が来た。このときもちろん楓はPR文を知らない。篤志に任したままだったからだ。放送席から読み上げられた文に耳を疑った。
"み~んなの視線をいただきまゆゆ。時を駆ける白馬に乗ったツンデレ王国のプリンス、楓たんとはオレ様のことだ!!いつもはツンツンしてるけど、でも今は甘えたいお年頃。彼女はいないんじゃない、つくらないだけ。もう君のハートはオレのもの。気づいてないなら気づかせてあげる。恋の伝道師こと水無月楓です。今日は勝たせてもらいます。"
放送部の感情を入れたスピーチに会場は笑いに包まれた。若干、男子の笑い声のほうが勝っているようだ。楓はうつむき、こっそりと篤志のほうを見ると、こっちに向かって手を振っている。悪気は無さそうだ。横で腹を抱えて笑っている彩香と奈緒がついでに見えた。楓の緊張感は一気に冷め、なにかふっきれたようだ。
全員の紹介が終わり、スタート位置に着く。先生が口を開く。
"位置について………、ヨーイ……、パン"
一斉にスタートし、抜けだしたのは楓と5レーンのもう一人。二人は激しい競り合いの末、ゴール付近までほとんど同時だった。勝ったのは彩香との約束のおかげだろう。最後の最後に楓が胸を突き出して相手より先にゴールテープを切った。ゴールと同時に大きく拳を振り上げ喜ぶ楓に、1着のタスキが架けられた。楓の中で一気に実感が湧いてきた。すぐに走って篤志たちのテントに駆け寄り、三人に抱きついた。周りにいた赤組の人たちも混ざって楓はもみくちゃにされた。悪い気分ではない。楓の1着が放送され、場内がざわついている。たぶん、ツンデレ王子が勝ったからだろう。ちょっと後悔。
でも篤志の喜ぶ顔を見ればそうでもないかも、と思う楓だった。
最後のリレーも終わり、赤組の優勝で体育祭は幕を閉じた。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 6日(月)00時49分53秒
返信・引用
  グランドにいる赤組応援団、赤組のテントの生徒、先生でアカペラで歌うことになっていた。曲はモンゴル800の"小さな恋の歌"の替え歌だ。約200強の人数の合唱である。宴舞の静けさがまだ残る中、団長のソロパートが始まる。続いて応援団が加わり、サビの部分で全員合唱。完ぺきな統制のとれた合唱ではなく、喉が枯れるくらいの大声の叫びだ。
歌い終わりには歓声と拍手が客席、他の組のテントから送られた。
やりきった赤組応援団の顔も誇らしげである。まさにチーム一丸であった。
次に青組。そして、白組。
青組は曲に合わせてダンス、組み体操、そして団幕による他の組へのエール。目にも鮮やかで、楽しいものであった。団員の笑顔がとても印象に残る応援であった。白組は団長が女子であるのも影響してチアガールでの応援であった。特に前列の美少女軍団にどうしても目が向いてしまう。見せパンといえど見てしまうのが男の性である。この一瞬が何人の男子生徒の心を癒したことだろう。
どのクラスも思考を凝らした素晴らしい応援となった。甲乙つけがたいが、順位を付けるのがこの種目のルールである。校長先生、教頭先生、理事長、PTA会長の4人による投票で決まる。毎年校長先生は辞退するから事実上、3人の投票で決まる。順位は2種目後くらいに発表される。競技をを終え、生徒たちは体操服に着替える前に記念撮影をと退場口に集まっている。ハイタッチなり、抱きついたりと、喜びを爆発させている。
各組、集まって団長が最後に一言をみんなに送っている。涙を流す者もざらにいて、後半戦の躍進を誓った。
楓たちは着替えを済ませ、赤組のテントに戻った。あの場に立てたことの幸せを噛みしめている。応援にも一層熱が入る。各組だんだんヒートアップしてきて、次はもっとも盛り上がる騎馬戦である。選手入場の前に、校長から応援合戦の順位発表があった。
みんな固唾をのんで校長の好評を聞く。焦らしに焦らしてやっと発表である。1位はなんと赤組らしい。2位は白組、3位は青組であった。どの組も素晴らしかったが、団結という意味で赤組のパフォーマンスが実に印象的だったらしい。
 

(無題)

 投稿者:いただきへたれ  投稿日:2010年 9月 3日(金)08時37分6秒
返信・引用
  四人は篤志の弁当に舌鼓を打ちながら、トークに花を咲かせていた。特に今日の楓は特別面白かった。1時間あったお昼休憩もあと20分となり、楓と奈緒と篤志は応援団の準備に行く時間となった。応援合戦は休憩明けにあり、前座に教員による出し物が毎年ある。
三人は彩香に一言掛けてから集合場所に向かった。
体育館の隅で着替えを済ませた楓と篤志は自分たちの衣装姿に惚れ惚れしていた。赤組は和装である。
「やっぱこれ着ると締まるね~」
「篤志は背が高けーからカッコいいわ。ちょっとポーズとってよ。」
楓がカメラマンのように振舞うと篤志も乗り気でモデルのようにポーズをとる。そんなバカをやっている楓たちに沙耶が声を掛けた。
「わ~似合ってる似合ってる。そんなバカしてないでさ。記念に写真とろうよ。"遅れ取り戻す組"で集まってさ。」
「いいねぇ。木村と板倉も呼んでこよう。」
楓は走って二人と探し、引っ張り出してきた。先生にカメラを持ってもらい、みんなで抱きついて写真を撮った。一人女の子の沙耶は複雑な顔をしていた。全部で7枚ほど撮ってもらった。満足した表情でみんな入場口に走って行った。時間ギリギリでもあったのだ。
"次は各チームごとに行う応援合戦です。客席のみなさんも一緒に声を出しましょう。"
赤組から応援が始まる。会場全体が静寂に包まれるなか、団長が掛け声を叫ぶ。運動場に流れる曲はなく、和太鼓の音と応援団の声だけが響き木霊する。掛け声とそのキビキビとした動きに会場全体が息を飲む。その迫力に赤組のテントすら沈黙してしまうほどだ。流れるように移動を繰り返し、統制のとれた動きである。
団員の動きが止まり、団長が前に出てきた。唄の合図である。応援合戦のルールでは自分の組はもちろん、他の組の応援もしなければならない。
 

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